2017年6月14日

声と、言葉と、本当の想い

数年前ですが、1年間ほどボイストレーニングの
レッスンに通っていたことがあります。





目的は、歌の上達とステージで歌うことでしたが、
それ以外にも、声を発することの神秘性や意味を
深く感じるものでした。





自分の意識状態によって繊細に喉や声の状態は変わり、
歌うことにも大きな影響をもたらすので、
プロのシンガーがLiveなどで、どんな状態であっても
1曲4~5分の中であれだけのドラマをつくり、
また曲によってもそのドラマを変え、そして、
何万人もの人を魅了するエネルギーとは、
本当に神業であると感じたのは、
レッスンをうけてみて実感できたことでもあります。





緊張する場面などで声が上ずってしまうことは
誰しも経験したことがあると思いますが、
わたしは、自分の気持ちと口にする言葉に
ギャップがあるときなども、
喉が極端に詰まり声を出すのが苦しくなります。





喉のチャクラは、感情表現や自己表現などの
コミュニケーション全般に対応するチャクラなので、
本当の思っていることを伝えられないときなどは、
喉のチャクラの機能が落ちるからなのだと思います。





話は少し逸れますが、エステティシャン時代に
クライアントにカウンセリングをしていたとき、
相手の心理状態や話す内容などに合わせて
話し方や声のトーン、また声の速度を変えて
カウンセリングをしていました。





これはクライアントに向き合う中で
自然に身についたスキルでしたが、
確実に伝わる度合いも変わり、
手の扱い方や目線などとともに
声が人の心理にもたらす影響は
本当に大きいということを実感するものでした。





ボイストレーニングとカウンセリングの
ふたつの経験から思うのは、本当の想いに
直結した言葉を口にすることの大切さと、
その言葉を一番伝わりやすい声(トーン、速さ)で
表現することの大切さです。





これは本当に馬鹿にできないことで、
人を魅了するしないの話の前に、
本当の想いと口にする言葉にギャップをつくると、
それは、思い描くビジョンと現実とのギャップにも
なるということ。冷静に考えたら当たり前ですが。





本心に沿う言葉を使い、またそれが
他者に、筒のように伝わる声で表現をすること。





磨いていきたいことのひとつです。



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