2017年7月21日

"怖れ"の扉をノックする

人の感情の根源には、「怖れ」があると
言われています。




中国の陰陽五行説にもありますが、
肝臓=怒り
心臓=喜び
脾臓=思慮
肺=悲しみ
腎臓=怖れ
といったように、内蔵も感情と繋がっています。




内臓との関係性は今日は置いておきますが、
自分の感情を観察していますと、
感情のレイヤー構造を感覚で感じることができます。




何かしら怒りが湧いた時、その感触をありのままに感じ、
丁寧に丁寧に観てゆくと、必ず、
その根底に”怖れ”が見つかります。
そこに行きつくまでの過程は決して心地のよいものでは
ありませんが、解放にも繋がる作業のひとつです。
(実践した方にしかわからないと思いますが・・・)





自分のうちにある怖れを見るのは、誰もが怖いので、
ほとんどの人が、怖れに何重にも蓋をし生きています。




一番のヒントは、怒りの感情であると思います。




簡単なところの例でいうと、
「何で、わたしのことわかってくれないの?」
といった怒りが湧くとき、そこを丁寧に見てゆくと、
怖れに行きつきます。




怒りの下にある本心は、
悲しさ。
悲しさの下にある本心は、
寂しさ。




そして、女性の場合だいたいが、寂しさの下に、
「愛されることへの怖れ」に因子があると思います。
男性の場合は、「認められることへの怖れ」でしょうか。




その怖れを見てあげられるのは、他でもない自分自身であり、
見てあげない限り、"自動的"に他人に依存することになります。




心には、構造や仕組みといったロジックがあり、
それをまず理解することは、自分の心の平安はもちろん、
他者との人間関係にそのまま反映されてゆきます。




湧いてくる感情には、意味があるということ。
無知でいるのは、もったいない。




感情を野放しにせず、感情を人生に活かすこと。




楽しみましょう^^




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